-健康食品に好転反応はあるか?-

よく見かける注意書き。「好転反応ですからご心配ありません。」...ホント??

-伝家の宝刀-

健康食品業界でのお客様対応マニュアルでの二大フレーズが・・・

1. 天然(自然)食品ですから安心です
2. 一時的に悪化しても好転反応ですからご心配ありません

このような言葉を安易に使うために、アンチ健康食品派から批判を受けるのです。
薬の危険性を副作用のという言葉で強調し、食品の場合は好転反応という言葉で濁しているようにしか思えません。

ただし、食品側を少し弁護すると・・・

医薬品には必ず、「症状が悪化したり、改善がみられない時は、服用を中止し、医師または薬剤師に相談して下さい。」との説明書(注意書)が添付されていますが、食品にはこのような文書を添付すると薬事法に違反し、同様の説明自体もすることを規制されている事情もあります。

-客観的な判断基準-

日常の食生活の中で起こる、生体反応をおさらいしてみましょう。

・唐辛子料理を食べたら汗や鼻水が出た
・冷たい牛乳を飲んだら下痢になった
・生の魚介類を食べたら全身に発疹が出た
・キノコを食べたら嘔吐と下痢をした

この4つの相談を受けた時に「もう止めた方がいい」はどれでしょうか?
「好転反応ですから安心です」という言葉は、他人から言われて決めるのではなく、ご自身で安心できる範囲の変化なのかどうかの目安を決めておくべきです。

-自分なりの感覚が大切-

もし「好転反応ですから安心です」を信用し、ただちに利用を中止しなくても様子を見るのは、せいぜい2〜3日か1週間が限度です。1ヶ月以上も身体の異常が続く状態を、放おっておくなどはもってのほかです。

「身体に異常が起きた事こそ効果の証です。」等の説明は私には理解不能です。
本当にご自身の体質に合っているのならば「なんとなく身体に良い変化があらわれた」と言う変化を実感できるものだと思います。


末筆ながら・・・おうおうにして、「好転反応ですから安心です」を強調する業者は「数ヶ月分や半年分のまとめ買いがお得ですよ。」というセールストークをセットにしています。
はじめての商品をご購入される場合、とりあえずは最低の1ヶ月分だけになさったほうが、先ずは安心の第一歩だと思います。


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